ちろるのこだわり

各種コーヒー豆の持つ本来の香味を最大限に引き出し、冷めても口当たりの良い綺麗な味のコーヒーを日々心掛けています。

コーヒーは、焙煎の工程で様々な味わいや香りに変化します。ちろるの焙煎は、豆状態に合わせ焙煎加減や方法を選択しております。
お客様の味覚や思考もそれぞれあると考え、より多くのお客様に満足していただけるように味わいや香り・苦味を追求しております。
お客様が理想の一杯に出会うために3つの焙煎度合いをご用意しております。

浅煎り:フルーティーなアロマと酸味。紅茶にも似たような感覚です。
中煎り:フルーティーなアロマを残し、苦味・酸味・コクのバランスが良い。
深煎り:焙煎による香ばしい苦味・コク・甘味。酸味はほとんどありません。

当店はスペシャルティコーヒーの豆を使用しています

スペシャルティコーヒーとは

特定の生産国の小地域、区画内においてもたらされ、その土地の気候、土壌、人の3要素によって構成される、魅力のある風味特性を持つコーヒーを”スペシャルティコーヒー”と定義します。

スペシャルティコーヒーの品質基準は、カップオブエクセレンスにおけるカッピングプロトコルに基づき、無欠点かつクリーンカップであることを前提とし、鑑定士によるカッピングにおいて収穫後6ヶ月以内の検体の各項目の総和が80点以上であると認められること。
スペシャルティコーヒーは生産から精製、流通まで一貫したトレーサビリティーが明確であること。
スペシャルティコーヒーは自然環境を尊重し、人道的な取り組みによって生産されること。
スペシャルティコーヒーは標準的なコーヒーと一線を画し、品質に対するプレミアムが支払われて取引されること。

スペシャルティコーヒー豆の酸味

スペシャルティコーヒーの酸味とは「さわやかな味わい(アシディティ)」です。高地産アラビカ純粋種が本質的に持つ各種有機酸(アッシド)の味わいで、揮発性の物も多いので、気体となって口から鼻に上がってくる香り(アロマ)の嗅覚的味わいや、口の中をサッパリさせてくれるような触覚的な味わいもあります。酸味は生産地の地理的・気候的条件で大きく変わります。スペシャルティコーヒーのスペシャリティとは「その産地(農園)ならではの美味しさ」でその珈琲豆が持つ「酸味の質」がスペシャリティです。

日本のスタンダードコーヒーの酸味

日本でコーヒーの酸味と感じているものは、ほとんどが「すっぱい味(サワー)」です。 焙煎・粉砕後の経時劣化したすっぱみ、生焼けのすっぱみ、欠点豆(未熟豆・発酵豆)の出すすっぱみ等があり いずれも珈琲本来の味ではなく、(栽培・精製・焙煎・保存)上の不備に因る舌に刺さるような刺激的な味です。
このすっぱみを珈琲の酸味と勘違いした為に「日本人は酸味が嫌い」=「日本人は低地産低級品を好む」と生産国に思われ、良い酸味を持つ高地産の高品質珈琲が20世紀の日本に入ってきませんでした。

ニュークロップにこだわったコーヒーを取り揃えてまいります

日本では「新米」「新茶」「新そば」「新酒」が美味しいと言われています。『古米・古古米等が美味しい』と言われることはありません。新しいもの好きだからではなく、新米等には香り・味がたくさん含まれており、美味しいという事を我々は知っています。

紅茶・ワインなどの発酵したものに関しては熟成をした方が美味しい場合もありますが、コーヒーは発酵食品ではない為、鮮度が重要です。新豆(ニュークロップ)の中に含まれた香り・味は水分の減少に伴い抜けてしまいます。1年落ちの豆(パーストクロップ)、それ以上の豆(オールドクロップ)は特別な場合を除いて私は決してよいとは思いません。

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